study of tree(not for sale,2024)
for exhibition "Neutral" in Tokyo 2024,Jun.
木に対して興味を持ったのは恐らく小学生の頃、10歳くらいからと記憶している。夏休みの自由研究では、砂漠化した地域でどうしたら幼木を枯らさずに植林できるかなどと考えていました。(クラゲは90%以上が水分だとテレビで聞き、根をそれに包み育てましたが海水の影響で見事に失敗しました)
大学では農学部に入り林業を専攻。研究室は木材の化学的、物理的な構造とその利用方法について学ぶ。卒業論文は教授の研究を手伝い、光学顕微鏡や薬剤を含浸させた木片を使い、木材構造内を通過する透過光モデルについて研究していました。今思えば光であったり、木のもつ時間軸であったり今の制作の大きな影響を与えています。
卒業後も木に対する興味は尽きずかなりの量の写真を撮っていました。
この本は、当時の研究とは形態も内容も違いますが木に対する研究として地続きで繋がっていると信じています。